石巻市の避難所で奥さんと仮住まいをしている、友人の桜井さんと2度目の電話。大震災直後は電話が錯綜していてゆっくりと話ができなかったが、今日の電話で被災の模様が分かった。
3月11日の大地震の時ちょうど石巻市内の家に居たそうで、物凄い揺れに家を飛び出したとか。
まもなく大津波警報が出たので、あわててすぐ近くの工業高校の3階に避難、直後に大津波が押し寄せた。
まったく偶然だが、なんと桜井さんの家は大地震がくる10日ほど前に、改築工事が終わったばかりだったそうだ。
近所の家の多くが大地震で倒壊し死者が多数出たものの、桜井さんの家は改築工事のおかげもあり倒壊は免れたとか。ただしその後の津波で床上1.5メートルの浸水に見舞われた。改築前の古い家に住んでいたら、多分助からなかったと本人は言ってましたね。
現在は天気の良い日に避難所から自宅に戻り、1階を埋め尽くす泥や砂などの除去をしているが、物凄いにおいが充満しているので大変らしい。
しばらく避難所暮らしをして、工務店の予約がとれた今秋9月に自宅の改修工事に取り掛かるとか。いやー、思いのほか元気で明るいので一安心。