7時に起床後真っ先に、クロくんが寝ている1階和室の大きなコタツの中をのぞく。背中のあたりが小さく波打っているので、呼吸をしていることが分かりほっとする。
昨夜おそく長男がクロくんを抱いてキッチンへ連れて行ったら、女房が部屋履きにしている布草履の匂いをかぎ、草履に顔をのせ、うつ伏せの状態で目を閉じた。
女房が料理の手を休めて、クロくんをいつも膝の上に抱っこしていたのを、もうろうとした頭でもちゃんと覚えていたらしい。これを見て女房はまた泣いていた。
水を飲まなくなって4日目。おしっこはもう出ないはずなのに、今朝もコタツからよろよろと出てきたクロくんは自分の猫トイレに行き、前足を中に入れたまま猫トイレの外にほんの少しおしっこを漏らした。
クロくんの我慢強さや、たくましい生命力に、ボクは本当に感動の毎日だ。クロくん、よく頑張ったね。もういいよ。楽になりなさい。
今日はテニス行きはやめて、クロくんと過ごしたい。
門柱の上で見張りをするクロくん 2011年9月撮影