先日の山武郡市民大会での出来事。リーグ戦の1回戦が始まって間もなく、ある地域代表の男子選手・Sさんがプレー中に腰を痛めました。
かなり痛みがひどいらしく、その後のサーブやストロークにそれまでの威力がなくなり、苦戦を強いられていましたが、持ち前のテクニックを駆使して試合を続行。
そのチームではエース級のSさん(写真)は、その後も仲間とチームのためにひどくなる腰の痛みに耐え、足をひきずりながらも順位決定トーナメントまでフル出場していました。
リタイアすればチームに迷惑がかかるとの一心から頑張ったのでしょうが、いやー、これにはびっくりしました。本部に詰めていた私はSさんのことが気になり、ハラハラしながらずっと見守っていました。
さらに驚いたのは閉会式のあと本部席を片付けながらふと見ると、何とそのSさんがテニスコートのブラシがけ(清掃)を黙々としていたことです。これにはもうすっかり感動しました。
テニスがA級ならマナーや人格もA級の人物を久々に目の当たりにして、何か爽やかな気分になりました。翌日Sさんにメールで腰の具合を聞いたら、痛みがひどいので会社を早引けして整形外科に行ったそうです。ちなみにSさんは東金市チームの男子選手です。