竹中平蔵さんが人材派遣大手「パソナグループ」の取締役会長に就任しました。
パソナ(写真)は人材派遣の大手で、小泉・竹中改革で派遣業務の規制が大幅に緩和されたお陰で業績が急拡大、2008年には約2400億円の収入を得ています。
なんと竹中さんは今後このパソナから、毎年ざっと1億円ほどの役員報酬を受け取ると言われています。総選挙の最中であまり大きく取上げられませんでしたが、どう考えてもおかしいと思いません?
小泉・竹中のイカサマ(ペテン)構造改革のおかげで、年収200万以下のワーキングプアが、1700万人を超すような時代になりました。格差は広がり、資本主義社会にとって大切な分厚い中流層を壊してしまいました。
そんな時代、濡れ手に粟で、急成長していったのが派遣大手のパナソグループ。そのパソナのトップに、竹中平蔵さんが就任するというのは、なんとも超出来すぎです。
郵政民営化をきっかけにして、天下りを減らしていくことが必要だったはずなのに、それをいっさいやらず、自分自身が“天下って”しまうのは、なんともご都合主義ではないでしょうか。あまりにもダーティーすぎます。
ああ言えばこう言う、立て板に水のように、ぺらぺらと自己弁護する平蔵さんをボクは昔から大嫌いでした。