今日は終戦記念日。あの太平洋戦争に敗れてから69年目となるんですね。
69年前のこの日、ボクはわずか4歳でしたが、近所のおじさんやおばさん達がボクの家の前に集まり、泣きながらラジオから流れる、玉音放送を聞いていた光景が目に焼きついています。
元新聞記者の中村さん、臼杵劇場で切符のもぎりをしていた隣のおばさん、戦争未亡人となった橋本さんも居ました。みんな目を泣き腫らし異様な雰囲気でした。
誰かが空を見上げ、『あっ、B29だ!』と声をあげました。雲ひとつない青空を米軍の
爆撃機B29が、まるで勝ち誇ったように白い航跡をのこして飛び去りました。
69年目の敗戦の日の今日、甲子園では平和の時代に生まれた若者たちが、無心に球を追い、熱闘を繰り広げています。
かつて多くの若者たちが、無謀な戦争に狩り出され、帰らぬ人となりました。郡是製糸(今のグンゼ)の社員で、陸軍中尉だったボクの親父も戦争で死にました。
野球やテニス、旅行、勉強、絵画、音楽、恋愛・・・。戦争がなければ、当たり前のように人生を謳歌していたはずです。
今、戦争を知らない、坊ちゃん育ちの安倍総理のもとで進められている安保政策は、日本を再び戦争ができる国に変えるものです。戦争ごっこは絶対いけません。