今日は旭サンモールシネマ(旭市)でいま話題の映画「沈黙」をみてきた。いやー、重厚感のある素晴らしい作品だった。絶対おすすめの映画。
遠藤周作の小説「沈黙」を映画化した歴史ドラマ。17世紀、キリシタン弾圧の嵐が吹き荒れる江戸時代初期に、来日した宣教師の衝撃の体験を描き出す。
遠藤周作の原作も読んだことがあるので、公開前からどうしても見たいと思っていた。信仰を禁じられ、苦悩する隠れキリシタンの姿に胸が痛む。
棄教をせまる幕府役人に、目を覆う苛烈な拷問を加えられ、苦しみ、死に、踏み絵を踏む隠れキリシタンの姿に、神は「沈黙」したままだ。
厳しい拷問にうめき声をあげる信者たちを見捨てることができず、ロドリゴ神父は苦悩の末についに踏絵を踏み信仰を捨て、日本人として生きる。
映画は、宗教とはなにか、神は存在するのかという重いテーマを問いかけてくる。